BLW 〜手づかみ食べ離乳食〜 で大切な3つのポイント

のぞむ歯科では、いつも離乳食は初期からの手づかみ食べを推奨しています✨
もういきなり固形からスタートするのです!

実は、これ、BLW=「Baby Led(赤ちゃんに任せる、自ら行う) Weaning (離乳)」という名前もあるのです。ざっくり訳すと、赤ちゃんが食べたいものを自分で食べる離乳食のこと。スープ状やピューレ状の離乳食ではなく、歯茎で噛みつぶせる軟らかさの食材を与え、赤ちゃん自らが口に運ぶ方法。

赤ちゃんは、「食べさせてもらう」のではなく、「食事を提供してもらい、自分で食べる」。

今まで、「顎の発育の大切さ」をお話する場面では、名前を出さずにこの離乳食方法を推していました。
なぜなら、去年の末まで日本語でこの方法について書かれた媒体がなかったので、名前を出してお伝えしてもお母さんが詳しく知りたい!となったときに知ってもらうツールがなく、お母さんたちを混乱させてしまうのではないかと思ったのです。

しかし、ついに去年末、この方法について詳しく記された本が出版されました✨

海外発の離乳食方法なので、まるごと全てを推奨しているわけではありません。ですが、一部を除き、とても魅力的な方法なので、ご興味のある方は選択肢のひとつとして知っていただければと思います✨

BLWのポイントは?

BLWには、細かなポイントがいくつかありますが、大切なのは

◉ 家族の食事に、離乳食前から一員として加えてあげること
◉ 支えなしで座ること(一人座りができる)ができてからのスタート
◉ こどもの意欲に任せること
     ・最初は食べ物で遊んでもOK
     ・食べる量も少なくてもOK
     ・同じものばかり選んでもOK

以上が、わたしが一番この離乳食方法に感じるポイントであり、魅力です✨

この方法は、「食事を家族で楽しむ」ことができます!
食材は家族からのとりわけで、こどもが手で持てる大きさにします✨
また「一人座りがきちんとできる」ことは、離乳食開始の大切な目安です✨

そして何より、数種類用意した食材から、こどもたちが自分で選び、自分で1口量や手指の巧緻性を学びながら食べていく。

他にも、環境もとても大切で、食具は基本的に必要としません。
こどもたちの興味が、食事以外にいかないようにします☝️

BLWの実際

のぞむ歯科に通院してくれていたお母さんで、お子さんの顎の成長不足に悩みを抱いていた方がいました。
そんな中の第2子妊娠。
次に生まれるお子さんには、離乳食を変えてみませんか?と提案しました✨

まず、離乳食開始前の歯固めには「ニンジン」をまるごと使ってもらいました✨

離乳食開始前からにんじんを歯固めに使ってもらっていました!


そして、腰がしっかり座ってから、離乳食をスタート。
下の歯が2本の6ヶ月のときにスタートし、もうリンゴをかじり食べれていたのです✨
毎日、食事のときに席に座らせていたら、本人が手を伸ばすようになってのスタートでした。
そこからは、とっても順調に、いろんな食材を意欲的に食べ、お母さんからは「この離乳食はとっても親の気持ちも楽だし、何より楽しい。上の子の時にはみられなかった歯の隙間も見れて嬉しい。」と言われました😢💓
(※現在、BLWを行うことでの顎の成長、歯並びの有効性に関するエビデンスはありません。しかし、今の噛めない子供たちに対して、まずは食事を楽しむこと、パパママと食事を摂り、噛む喜びを教えてあげることのできる良い方法だと感じています!)

 

前歯だけでもリンゴを丸かじり!

そして、何よりご家族も本人も「食事」を楽しめる✨
そこに魅力を感じています。

大切なポイントをお伝えします

医院でも、BLWのための大切なポイントをお伝えしています✨
気になる方は、お気軽にお尋ねくださいね!

※ 従来の離乳食でも、顎の発育のために注意すべきポイントはたくさんあります!こちらも医院でアドバイスさせていただいていますので、お気軽にお尋ねください😊


参考リンク

のぞむ歯科 診療案内
  • 〒770-0023 徳島県徳島市佐古三番町1−13(駐車場10台)
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